気まぐれ日記

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長浜市。女性の下着を身につける変態の夫。でも別れたい訳ではなくて

【滋賀心理カウンセリング】です。
 
長浜市から相談に来られた30代の長浜さん(仮)がお困りでした。

「えっと、あのー。なんと言っていいのやら・・・」

・・・・・?

「もう、恥を忍んでお話します!」

は、はい。もちろん、どうぞ

「あの、実は、ウチの旦那なんですけど」

はい

「えっと、6年ぐらい前から、あのー、その」

・・・・・

「女性ものの下着をね、身に着けるようになりまして」

ふんふん

「元々、私の下着、というか元々の性癖?なのか、女性ものの下着ということだったのか、興味があったそうで」

ふんふん

「その、私にいろんな下着を着けてくれって言ってくるぐらいならよかったというか、相手にしなければいいというか、私で止まってれば問題というほどの問題じゃないと思ってたんですが」

はい

「その、6年ほど前から、自分で身に着けるようになったらしくて。と言っても、偶然に私がその姿を発見したのが、知ったきっかけなんですけど」

あぁ、見てくれーって言ってきたんじゃなくて、自分だけで身に着けて家の中にいた、という?

「そういうことだと思います。家に自分しかいないと思ってた感じで」

じゃあ、知ったのが6年前なだけで、実はもっと前からだったかもしれない?

「はい。一応、聞いてみたらその日が初めてみたいに言ってましたけど、なんか、万引きの常習犯と一緒で『今日が初めて』って嘘ついてそうに思いましたから、そうですね、いつからかわからないですね」

ふんふん。その、その時の下着は誰のを?長浜さん(仮)のを?すいません・・・

「いえいえ、もう、全部ちゃんと話すつもりなんで、何でも聞いてください。最初に見た時のは、そうですね、私の下着でした」

そっか・・・。その、見たことないのを旦那さんが隠し持ってるということはなさそうですか?

「あ、あります。そうなんです。私のじゃない下着を、何着も持ってます」

やっぱり。他人のを盗んだということはないですか?言い方が直で申し訳ないんですけど、下着泥棒する人の目的の1つで、自分で身に着けたがるという性癖の人もいるんですよね

「そうなんですか?それは私にはわからなかったんですけど、でも私もさすがに驚いて『これ誰の?』って聞いて確認したことがあります」

うんうん、それで返事は?

「旦那は変に堂々として『ちゃんと自分で買ったから大丈夫』って」

いやいや。ちゃんと自分で買ってるなら大丈夫ではないんですけど。でも窃盗や強盗じゃないならよかったです。じゃあ、ストレスの逃げ場所なり解放欲求かなぁ

「あ、もしかしたら犯罪って場合もあったんですね」

はい。でも、自分で購入して、それを身に着けてるだけなら捕まるような理由はないので大丈夫と思いますけど

「とりあえず、それは安心していいと思います。そんな思い切ったことができる人ではないんで」

そうですか。ふむふむ。で、今日のメインとしては、その、女性ものの下着を身に着けるのをやめさせたい?

「いえ、それが、ちょっと難しい状態になってて」

どういう?

「うーんと。極端に言うと、家の外に出て下着姿でウロウロする訳じゃないし、私しか知らないことだったし、どうしてもやめられない趣味?ということなら仕方ないと思って何も言わないでいたんですよ」

うんうん

「でも、その下着姿でいるところを、年頃の娘に見られちゃったんですよ」

えぇ!?それは、ちょっと・・・

「娘は8才の小学2年生なんです。だから、わかってるようでわかってないんですけど、でもわかってないようでわかってる感じもして・・・」

あぁ、違和感というか

「はい。さすがに『なんでお父さんがそんなカッコ?』というような感じで」

・・・まだ8才でよかったですね

「そうでしょう!?だから、今のうちにやめてほしいというか、娘にそんなところを見せないでほしいんですよね」

そりゃそうですね

「別れたいとかではないんですよ。というか気持ち悪いけど、それで子供もいる家庭を壊せるほどの理由にはちょっと違うというか」

うんうん、わかります

「もしそれが理由で別れても誰にも言えないし。誰かに迷惑をかけてる訳でもないので、内容はともかく趣味嗜好という意味では理解してあげたい気持ちもあるし」

うんうん、わかります

「それで、その、どうにかやめてもらうにはどんな話し方で言えばいいのかなって。内容が内容だけに、傷付けるのもかわいそうな気がするんですよね」

ふむ。では、まず長浜さん(仮)が知ってる範囲のことを聞いていきます。わからないことは本人に聞く必要があるかもしれませんね

「はい。え、どんな?」

一番は、犯罪になってるようなことがないか、ですね。他人に見せることもしたいのか、身に着けるだけでいいのか。絶対に窃盗・強盗はないのか。

「・・・私では絶対というほどまでは言い切れないかもしれないです。あんまり深く突っ込んで聞けたことがないので」

もちろんですね。他には、女装癖ということなのか、下着だけなのか。

「あぁ、うーん。どうでしょう。どうなんだろ」

他には、本質の部分ですが、ジェンダーですね

「ジェンダー?」

はい。えーっと、ズバリ言うと性別ですね。

1.下着や女装を身に着けるが性別的には当然に男で性的対象は女

2.ノリや雰囲気は女っぽいが体や性的対象は普通に女。いわゆるオカマ

3.実は心は女で、性的対象は男。性同一障害の可能性

4.普通に男だが、対象も男。いわゆるゲイ。でも結婚してるのでこれはないですね。

5.普通に男だが、性的対象として男にも興味がある。しかし女とも普通に恋愛やSEXができる。もしかしたらバイ(両性愛)の可能性

など、ですね。ほとんどの人は1(ノーマル)ですが、たまに5(バイ)という場合もあります。いかがでしょう?

「あー・・・。それは、たしかにあるかも。いや、今までたまに思うことがあったんですよ。なんか、仕草が女っぽいというか、変にナヨナヨしてる時があるというか」

ふむふむ

「振り返ると気になるのが、テレビを見てて芸能人に興味を持つ時の言い方なんですけど、なんか女優とかアイドルより男性俳優とか、男のタレントを好きっていうのが多い気はしてました。でも、えぇ・・・・・?」

いや、まぁわかりませんけど、気にしたら気になるということは可能性としてはゼロではないかもしれないですね。もちろん偶然かもしれないし。ただ、一番大事なのは娘さんもそうですが、旦那さんのことも傷付けずに理解するなり、配慮するなりして受け入れてあげないとですね

「そうなんですか?できますか?」

それは今はまだなんとも。でも、変態的な趣味だけなら話はしやすいですけど、もし本質的に性に悩んでたら、それをもし知る機会があったら理解してあげたいですよね

「それは、まぁ、そっか。その、例えば、芸能人のオカマの人が、親に告白しに実家に帰って、『女になりたい!性転換する!』のアレですよね」

そうそう。体は男でも心は女だってことを本気で悩んで、ホントにそうだという場合ですよね

「たまにありますね。え・・・ウチの旦那が?いやいやいや。でも、たしかに、思うところはあるような・・・」

上記は7ヶ月前の話で、特に答えが出ずにそれっきりだったんですが・・・

つい最近、どうしても確認せざるを得ない機会が訪れたそうです。

そして。

長浜さん(仮)の旦那さんは、バイだったそうです。

正確にはバイ希望というか、男性経験はないものの、男性への興味が強くあって、ごまかせないようになってきているということでカミングアウトされたそうです。

それで、旦那さんが生きやすく生きるための考え方や、娘さんへの配慮や、奥さんの受け入れ方などでウチにまた通ってきてくれるようになっています。

どう考えていくのがいいのか、一緒に悩んで答えを探していきます。

【滋賀心理カウンセリング】でした。

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