彦根市。セックスレスがツラい。男として必要とされてないと思ってしまう
【滋賀心理カウンセリング】です。
1年半ほど前に「冷めきった夫婦関係を理由に離婚しそう」というカウンセリング内容で彦根市から来てくれた31歳の男性が、久しぶりに来てくれました。
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えーっと、7回ほど来てくれて、ひとまず夫婦仲の改善が見えて、離婚してラクになりたい気持ちより子供のために上手に家庭環境を守っていこうという形でした、が・・・
「はい。そうなんですけど、最近またちょっと自信を無くすことがあって・・・」
そうなんですか。どんな?
「それが、前にも話した通りウチはセックスレスが長くて」
あぁ、はい
「それはまぁ、悪い意味で慣れてしまってて、それはそれでもう仕方ないとして別に気にしてなかったんですけど、」
はい
「最近、その、なんというか、なんとなく気が向いて、誘ってみたんです」
おぉ、はい。で、どうでした?
「一言でした」
一言。どんな?
「『嫌や!気持ち悪い!』って・・・」
え・・・
「それで、まぁ、シーンとして、終わりなんですけど、」
・・・はい
「いや、やっぱり嫌なんやなーってことは仕方ないんですけど、その、あまりにも言い方が・・・」
そうですね・・・
「で、聞いたんですよ。『俺に触られると嫌か?』って」
はい
「そしたら『うん』って・・・」
あぁ・・・
「で、恋愛感情がないのはお互いやし怒るとかじゃないんですけど、あまりにもショックで」
はい
「俺はなんなん?って。好きでもない。セックスもない。子供のために離婚しないだけで同居してるだけ」
うーん
「で、浮かんできたのが、俺って嫁に搾取されてない?って」
搾取?
「好きじゃない、愛してない、父親の役割と生活費を稼ぐだけのことで、自分と嫁とのつながりって何なんやろって」
うーん
「感謝もされへんし、お礼もない、誕生日も父の日も無視されて、結婚記念日なんか『何の記念やねん』って感じで」
は、はぁ・・・
「いや、怒ってないし揉めてないんですよ?でも、虚しくなってしまって」
うん、わかります
「それで、またせっかく気持ちを落ち着かせてもらったのに申し訳ないんですけど、改めて離婚を考えるようになってて」
あぁ・・・
「こんな話って先生にしかできひんし」
はい。それは嬉しいしちゃんと聞きます
「離婚したいって言うても前とは感覚が違うんですけどね」
どんなふうに?
「子供は引き取りたいんです。ウチの実家でもいいし、自分が引き取ってシンパパでもいいと思ってます」
あぁ、奥さんだけ外したいと
「はい。だって、もう納得できなくなってるんですけど、子供のために食費とかオモチャとか服とか学費とかは当然の感覚で出せるんですけど」
うん
「なんで嫁のために、お金を取られなアカンのかなって」
・・・
「僕に触られるのも嫌って思ってる嫁の食費を出してるんですよ?好きでもない興味もない僕の給料で服を買ってるんですよ?」
・・・
「知らんうちに嫁の服が増えてて、僕は何年も同じ服ですよ。まぁ仕事は作業服ですから普段着が痛まなくて買う必要ないから服自体はどうでもいいんですけど」
はい
「その新しい服を、『見てみて♪』って言うならともかく、知らんうちに増えてて普通に着てて、遊びに出掛けていくんですよ。遊びに行った先では僕の給料でランチを食べてるんですよ」
はぁ
「僕、虐げられてる感じしません?」
うーん。でも、まぁ、よくある言い方で言えば奥さんは奥さんで彦根さん(仮)の下着を洗濯してくれてたり、食事を作ってくれてたり、してる訳ですよね
「それはそうなんですけど、それを断ってもいいんじゃないんかなって」
断る?
「だから、嫁と別居して、離婚して、自分で食事も洗濯もします。嫁には何もしていらんです。養育費とかお金をもらうこともいらん。どうですか?おかしいですか?」
いや、おかしくはないけど・・・
「それで、先生に相談したくてきたんです。どう思います?」
どうって、別れる方がいいかどうか?
「それもあるし、そもそも僕はおかしいことを言うてるんかどうか」
あぁ・・・。いや、気持ちはわかります。恋愛感情も愛情もなくて、役割にも不満で嫌々に夫婦関係を保とうとしても苦痛にしかならない。仕事も家事も育児も自分でするつもりがある。それなら奥さんを不要と思うのも理解できます
「ですよね!?」
理解できますけど、実際には大変ですよ?仕事と家事と育児を一人で成立させるって
「だと思います」
それに、奥さんの方はどう思ってるんでしょうね。彦根さん(仮)がそこまで思ってるとは思ってないのでは?もしくはすれ違いで、同じように苦痛に感じているかも
「嫁も苦痛に思ってるならいいじゃないですか?」
いや、すれ違いからの苦痛なら、それをお互い確認できればお互いを理解して関係改善の可能性がありますから。
「可能性あります?」
いや、奥さんにも聞いてみないとわかりませんけど・・・。けど、お互いがわかってほしい大事にしてほしい気にしてほしいって思ってたら、噛み合えば仲良しになれるし、噛み合わなければ嫌うようになっていくし、一緒に住んでますから良くなるのも悪くなるのも早いんですよね
「うーん。どう思ってるんかな」
もし、仮に奥さんが今日の話を聞いて『そんなふうに思ってたん?ごめん、これからは気を付ける。感謝してるし、旦那・父親として見てるしずっと家族を続けていきたい』って気持ちだったら、どうですか?
「それは、まぁ、はよ言えよって照れる感じで受け入れることはできると思いますけど・・・」
そうでしょう?でも、そういう話をするには難しい関係性というか、会話にならない空気になってる、それをどうにかするトコからですよね
「そう、そうです」
うーん
「どう思います?離婚してしまったらダメですかね?」
いや、もし離婚するって決めて動き出すんなら味方として話をするし、関係改善をしたいってことならそれはそれで味方として話をするので、彦根さん(仮)次第ですけどどうするにしても味方ではあるんですけどね・・・
「どっちに進むべきですかね・・・」
主役は誰なのか、ですよね?
「主役?」
うん。彦根さん(仮)のことを一番に考えるのか、奥さんを一番に考えるのか、子供さんを一番に考えるのか
「あぁ・・・そりゃ・・・子供であるべきですよね」
はい。それは絶対そうですよね。そう考えると、私に聞くなら子供さんのために奥さんとの関係改善を頑張ってほしいと思うけど・・・。でも彦根さん(仮)の味方をするなら、苦痛に思ってまで奥さんと一緒にいることはないとも思うし、まして生活費を家に入れるのをもったいないと思うって末期ですから・・・
「じゃあ、先生は結論どっちですか?」
僕の立場では結論も何も最初から最後まで子供の味方ですから、子供のために親の務めを果たすべきと思ってます。けど、それをわかった上で、それでもどうしようもないということなら離婚の意思にも沿うって感じです
「・・・・・・」
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–
という話がありました。
彦根さん(仮)は決して自己中な訳ではなくて、よく頑張ってきたと思います。
だからって奥さんが悪いとも言えないんですが、難しいところです。
これからどう転んでいくんでしょうか。
陰ながら、家族みんなにとって出来るだけ良いようにサポートしていきたいと思います。
【滋賀心理カウンセリング】でした。
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