気まぐれ日記

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滋賀心理カウンセリングで適応障害や人間関係、不眠や睡眠障害。東近江や彦根、甲賀から-10

守山市。成長痛に苦しむ息子を心配するママ?でも実は・・・

【滋賀心理カウンセリング】です。

守山市内から来てくれたママさんには中学2年生の息子さんがいます。

その息子さんが、約半年ほど前から突然に「ふくらはぎが痛い」と言って尋常じゃないぐらい痛がり出したそうです。

それがまた本気の激痛っぽくて、こんなに誰かがどこかを痛そうにしているところを見るのは初めてだというレベルで、

目に見えるケガをしている訳ではないし、足を捻(ひね)ったとか、どこかにぶつけたとかでもなさそうだ。見える範囲では原因はわからない。しかし仮病でないのは間違いない。

どうしていいかわからない。中学生にもなり最近すっかり「泣く」なんてことはなくなっていた息子さんが、痛みのあまり涙を流すことがある。見ていてツラい。

もう心配で心配で仕方ない。どこが適切かわからないけれど、ひとまず大きめの病院の整形外科に連れて行くことに。

そこで、初診の飛び込みなので受付から1時間20分ほど待たされた挙句、1分にも満たない診察で

「あぁ、成長痛かな。ほっといたらいいですよ。お大事に」

それで終わってしまった。

「え、いや、何か検査とか。こんなに痛がってるんですよ?泣くぐらいですよ?何かあったらどうするんですか?本当に大丈夫ですか?」

と、ママさんは言いました。

しかし

「いや、だから鎮痛剤を出しときますから」

って、目も見ず言われて終わり。

それで、

「どう思います先生!ヒドくないですか!?」

え・・・何の話?息子さんじゃなくて病院の話?

「そう!対応が!」

あぁ、整形外科のお医者さんが愛想悪すぎるってことですか?

「そうですよ!どう思います!?」

え、いやぁ、うーん。

「もうちょっと、何か検査をしてしっかり確認してくれるとか、息子に何が原因か聞いてくれるとか、あるでしょう!?息子とは一言も話さずですよ!」

そうなんですか

「息子の体にちょっと触って『うーん』って言っただけ。わからへんのかいって感じやったし、もう頼りない頼りない!」

いや、えーっと、うん。そっかぁ。そりゃ、雑に扱われた感じしますよねぇ。忙しかったんかなぁ

「それにしたって・・・」

それで、息子さんは今はどうですか?

「今は、今日はもう大丈夫みたいで学校には行ってますけど」

そっか。部活は?

「中学校に入ってからバスケットボール部に。すごいスピードで身長も伸びてます」

ふむふむ。じゃあ、まぁ整形外科の先生の診た通り成長痛だった感じですね

「そうなんですか?」

はい。もちろん私は整形外科医じゃないから何とも言えませんけど、小学生から高校生ぐらいの間は、体の成長に応じてか原因不明に足が痛くなるということは珍しくないようです

「原因不明なんですか?」

骨の成長と筋肉の成長が比例してないことで起きる差異で体が悲鳴を上げる、みたいな解釈もされる医師もいますけど、科学的には絶対そうとは言えないみたいです。けど、大体4才~6才の子が足を痛がることは割とあるようです

「4才~6才ですか?」

はい。で、多くの場合は小学校を卒業するころ、12歳ぐらいまでで成長痛は止まるってことが統計として多いんですけど、今回の息子さんはまだ成長痛が有り得る可能性はあると思います

「そうですか?」

はい。ママさん、けっこう背が高いですよね。パパさんも?

「はい。180ちょっとあります」

でしょう。それに中学に入ってからバスケを始めたということですし、急激に身長が伸びる時期ということは考えやすいです。

「あぁ、たしかに身長は中学校1年生の1年間で9.5センチも伸びました」

ふむふむ。13歳0ヶ月から14歳0ヶ月までの1年間で男の子の身長が伸びる平均は8.7cmですから、よく伸びてると言えますね

「じゃあ、心配はいらないんですか?」

うん、見ててかわいそうなのはわかるんですけど、心配しても仕方ないので、対処法としてはアイシング(冷やす)とか、痛い部分をさするとか、ですね。あとは鎮痛剤かな

「そうですか・・・」

たぶん整形外科の先生も同じように診たんでしょうけど、言葉足らずだったんでしょうね

「そこはもう、足りないどころか、言葉は無かったですから。でもこうやって説明してもらえると安心しました」

良かったです。もちろん、万が一成長痛ではない可能性もゼロではないかもしれないし、成長痛でも鎮痛剤はあった方がいいので整形外科には改めて行っといた方がいいですよ

「あの、それは違う整形外科でもいいんでしょうか?」

それは自由です

「あ、よかった。じゃあ、そうします。息子が部活を頑張るのは、そのまま運動させていいんですか?」

痛いときには無理せずに、でも動けるときは動いていいと思います

「そうですか。ありがとうございます」

あのー、それは良しとして、ママさん他に気になってることというか、イライラする原因みたいなのはないですか?

「え、なんかありそうですか?」

うーん。うん。気持ちはわかるんですけど、ちょっと整形外科に怒りすぎな感じがして、何かと重なってるのかなぁと思いまして。いや、無かったらいいんですけど

「いえ、あの、夫が」

はい。パパさんが?

「息子の、ふくらはぎが痛いっていうのを話しても『あんまり言うなら病院に連れてけば?』というだけで、息子の様子を見もせずに、何の興味もなさそうに冷たくあしらわれたんです。これにも悔しいやら腹立たしいやら」

あぁ~、その後に整形外科の無愛想やから余計にカチンときたんですね

「そうなんです。いくらなんでも、もうちょっとね、多少わざとらしくても心配する態度を息子に見せてあげてほしいじゃないですか」

ふんふん。そりゃそうですね。パパさんにもタイミングとか考えがあったのかもしれませんけど、ママさんの言うことは正しいし、息子さんの気持ちを思えば親身になってほしいですもんね

「でしょう!?もう仲はちょっと冷めてるんで期待はしてないんですけど、子供に対してぐらい父親としていてほしいなって」

なるほど・・・もしかして話の核はこっちかもしれませんね。吐き出したいこと、溜まってませんか?

「・・・いいんですか?」

もちろん

「言い出したらキリがないし、言える相手もいないんですけど、そもそも夫の実家からしてね、両親がどっちも変わった人で最初から私は歓迎されてなかったんですよ。露骨な嫁姑こそないけど、それはちょっと離れたところに住んでるからで、もし近くにいようものなら絶対ゴチャゴチャ何でもかんでも関わってきて大変な親ですから。夫もそんな過保護な家で育ってますから、まぁお金にルーズで!子供のためによくないって何度も言ってるのに欲しいものがあったらすぐに買い与えて・・・」

ほ、ほほう。やはり溜まってますね・・・

息子さんの成長痛(たぶん)は、我慢して治まるのを待つしかないと思います。

好きなバスケも続けてほしい。

成長痛は整形外科にお願いするとして、私は夫婦仲こそまず出来るだけ柔らかくしてあげられたらと思います。

成長痛より大きな問題、かもしれません。

もしくは、大きな問題にならないように溜まっているものを吐き出してスッキリさせてあげられればと思います。

【滋賀心理カウンセリング】でした。

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