草津。発達障害(ADHD)の診断と精神科に悩む
【滋賀心理カウンセリング】です。
滋賀県は草津市から来られた方のお話です。
31歳の男性ですが、大学を中退後、3回の転職を繰り返し、今はアルバイトという生活をしている中でツラいことがあったということです。
「実は学生時代、子供の時から自分でも思い当たる部分はあったんですけどずっと気にしないようにしてきてたんですけど」
ふんふん
「この数年、どうしても目を逸らせないというか、いよいよ『お前1回マジで病院に行ってこい』って言われるほど仕事でミスが続いてっていうか、厳しい店長ってこともあるんですけど、ハッキリさせる機会になってしまって」
ふんふん
「精神科に行ったんです。そしたら、お医者さんはほとんど目を合わせてくれないし、何の言葉もないままで僕の、なんて言うんですか?自己紹介みたいな話を無反応に聞いてて、」
目を合わせず無反応に・・・?それはちょっと素っ気なく感じてしまいますね
「はい。で、はい終わりみたいな感じで『薬を出しとくから』って言われて」
え、症状とか病名とか、薬の説明というかそういう話もなし?
「はい。それでさすがにそれは僕も咄嗟に『え、あの、僕は、何なんですか?』って聞いたんです」
あぁ、はい。で、なんて?
「そしたら『発達障害ね。ADHDって。聞いたことない?』って・・・」
・・・あの、なんかホントに素っ気ない感じがしますけど
「僕もです。こんなに冷たいもんなん?って。でも、なんかそこの先生はネットのクチコミを見たら『超辛口で偉そう』って書いてる人が何人もいたんで、まぁわかって行ったんですけど」
はぁ。
「で、まぁ、その、精神科の先生には慣れたものだと思うんですけど、相手にされてない感じというか、さっさと帰れみたいな感じもあって、いろいろ聞きたかったけど、とにかくショックで・・・」
いや、そりゃそうでしょう。タイミングが悪くて機嫌が悪かったか、忙しかったか、相性が悪かったかわかりませんけど、そりゃビックリしますよね
「はい。それで、まぁ薬をもらって帰ってきたんですけど、なんで飲むのか、飲んだら何がどうよくなるのか?飲まないとダメなのか?よくわからなくて。いやでも処方箋?薬の説明書みたいなのを読んで、それなりにはわかるんですけど」
うんうん
「でも、なんか、なんだかんだ自分では誤魔化して生きてきたのが、とうとう専門家の人に初めて障害者扱いをされたような感じがして、あぁ自分はそうなんだって思って、それからちょっと気分が沈みっぱなしで・・・」
そっか・・・
「それで、親には言えてないんですけど、姉には話したんです。そしたら『どんくさいトコはあるけど、そんな扱いされるほどじゃないって!』って怒ってくれて」
そりゃ身内ならブチ切れるわ・・・
「それで、セカンドオピニオンっていうか、別のところに行ってみたらって言われたんですけど、怖くて」
まぁ、わかります
「精神科はもう嫌で、薬も飲みたくない。姉も体に悪いし信用できないって言うし」
ふむ
「それで、姉が調べてくれたんですけど、話を聞いてくれるっていうか、話をしてくれるってことでカウンセリングはどうか、って。それで改めて自分がどうなんか確認できるだろうし、薬とは違う形で良くなるようにはできないかな、と」
あぁ、それでウチに
「僕みたいなのってめずらしいですか?」
いや、残念ながらよくあります。精神科の先生がそんなに愛想が悪くてってのは何とも言えないけど、薬とは別でカウンセリングに効果を求める人っていうのはすごく増えてきてます
「あ、そうなんですか!よかった・・・」
はい。例えば発達障害でも、まぁ発達障害にも種類があるし。ADHDでも、そうじゃなくても。カウンセリングに来たからって病気だとか障害者とは限らないし。もしかして自分は何かに引っ掛かるのかなって感じだけで試しに確認しに来られる人もいますから
「へぇ~」
うん、だから普通の人も普通に来るんで何も気にしなくていいですよ。ちなみに、精神科の先生が素っ気なく感じたのは、これも残念ながら珍しくはないです。悪口じゃないけど、どうしても流れ作業的な接し方になってしまってる先生は多いそうです
「やっぱり、そうですか?」
まぁ、患者さんの受け取り方も色々ですし、そもそもマイナス思考だったりネガティブな状態だったりするので文句も出やすいんでしょうし、先生も良くも悪くも慣れてしまってるかもしれないし仕方ない部分もあるようなことは聞きますけどね
「それって、信用できるんですか?」
どうでしょう。何とも言えませんけど、でも精神科の先生は仲良くフレンドリーにコミュニケーションをとるのが仕事という訳ではないですからね
「まぁ、必要以上にはそうなんでしょうけど」
いや、そういうことではなくて、シンプルに言うと、【患者さんが自己申告する症状を聞いて、その症状に合った薬を処方する。または医者が患者さんを見て話を聞いて思い当たる症状を診断して、薬を処方する】のが仕事なので
「はぁ」
ぶっちゃけ会話の必要はないと言えばないということになってしまうんです
「えぇ?」
例えば、風邪をひいて内科に行った時の説明で『朝7時に起きて、9時半ごろに家を出て電車で遊園地に行って、人が多い場所でお昼前から夕方まで遊んで、夕食は中華を食べて、帰ってきてテレビを見てお風呂に入らずに寝て、次の朝から喉の調子が悪い』って、ここまで説明しないというか、医者からすると必要な情報ってほとんどないんですよね
「あー、なるほど」
電車に乗った・遊園地で遊んだ・お風呂に入らずに寝た、ぐらいの情報だけで足りるんですよね。あとは喉の腫れ具合を見たり、聴診器で胸と背中から音を聴いたりと直接的なことで判断しますよね
「はい」
それと一緒で、精神科の医者も『食欲はない。1日1食。ずっとマイナス思考。死のうとはしないけど死んでもいいと思う。もう1ヶ月以上そう思って毎日が楽しくない。家の外に出ないどころか自分の部屋から出ない』みたいに、端的に情報を知りたいと考えてます
「へぇ~」
その上で、気になったことや引っ掛かったことを追加で質問したりして症状を診断します。
「ふんふん」
なので、『先月の3日頃に彼女と別れて、元気がないから先週の土曜は友達との飲み会をドタキャンして、さらに昨日は仕事でミスをして今すごくテンションが低いんです』って話しても、余分な情報が多いでしょ?
「あぁ、そうやって言われるとわかりやすいです」
なので、精神科の先生は『要は何なの?』ってのをストレートに言葉と態度で出やすくなってるのかもしれないですね
「あ~、そっか」
でも、精神科に行く人はみんな話を細かく聴いてほしい、できるだけ多く聴いてほしいって思う。だからガッカリする感じの手応えに思いやすい
「それめっちゃわかります!」
でしょう。けれど、実は元々は精神科も心療内科も親切に話を聴くことはしない、というかそう思っといた方がショックを受けなくて済みます
「へぇ~・・・求めてることと応えられることが全然ちがうんですね」
それぐらい思っとく方がいいです。ただ、親切に親身になって話を聴いてくれる先生とか、色々と話してくれる先生も存在します。
「そうなんですか?」
はい。けど、それはアタリだと思うようにしないと、聴いてくれて当たり前、話してくれて当たり前、親身になってくれて当たり前、とは思わない方がいいです
「あぁ、あくまで病院の人も仕事だから」
うん、そうですね。冷たいという訳じゃなくて役割として、ということですね
「それで、姉はカウンセリングを勧めてくれたんですね」
そうですね。カウンセリングでは薬の処方はできませんけど、代わりに話を聴く・話をするのがメインなので。最近はカウンセリングという言葉自体も広がってきて利用者はどんどん増えてます
「そっか。なるほど。精神科は薬をもらうところ。カウンセリングは話をするところ」
そうそう。と、いうことでカウンセリングを開始していきましょうか(笑)
「あ、はい(笑)よろしくお願いします(笑)」
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–
ということがありました。
最近、心療内科・精神科ともに無愛想に対応されて嫌だったというのを聞く機会が多い気がします。
もしかしたら先生の態度というよりも、患者さん側が求めるものが違っていたり、求めすぎたりしているということもあるのかなぁとも思う今日この頃です。
【滋賀心理カウンセリング】でした。
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