コラム VOL.2 若い人は理由もなくだらしない?

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「緩やかな自殺」とも表現される自己放任(セルフネグレクト)が近年、激増していて問題視されています。

例えば、ゴミ屋敷の問題が語られる時のキーワードとしても自己放任(セルフネグレクト)がよく使われます。

生活に必要な自分自身の身の回りの事にすら気を使えなくなっていき、最悪のケースでは孤独死にいたる事もあり、

緩やかな自殺と呼ばれる状態に陥ることを言いますが、高齢者に多いとされていたのが近年では若年層にも増えているんです。

認知症になったり身体機能が衰えたりする高齢者の場合なら、身の回りのことが億劫になるという事の原因が想像しやすいのに対して、

若年層の場合は原因の見当がつかないと初めは言われていました。

若い人たちの中で「なんとなくダルい」とか、「なんとなく何も考えられない」、「なんとなく何もしたくない」、

「人と関わるのが嫌」、「一人でいたい」、「動きたくない」、「外に出たくない」といった状態を自覚する人が非常に増えだしている統計が出ており、

それは心理的に自己嫌悪や無価値観、理由なき倦怠感といった感情・感覚が関わっています。

極端なところまでいくと、なんとなく全てが面倒になる。自分のことが好きじゃない。自分には価値はない。なんでもいい。どっちでもいい。

などと思う考え方が少しずつ芽生え始め、どんどん大きくなっていき、日常的にそれが当たり前になってしまうと

自己放任(セルフネグレクト)の始まりです。

早期的対処が難しいとされているのですが、その背景には、実はその感情にあまり自覚がなく、そもそも何がきっかけで

どういった時にダルい感覚になってしまうのか、深刻な自己放任(セルフネグレクト)に至るまでの明確な始まりが掴めない事も少なくないのです。

そして、「やらなきゃダメだ。」「頑張らないとダメだ。」「あぁ、今日はダラダラしちゃった。」というような、

症状や病気のような事だと断定する必要もなく、サッと動ける・頑張れてしまう事も混ざるので診断としても難しいと言われています。

うつ病などの精神疾患、いじめ、進学の失敗や不眠、過食、拒食などのわかりやすい状況があれば解決策も見えてきやすいかもしれませんが、

そうでない場合は自己放任(セルフネグレクト)の状態から抜け出すのには大きな困難が待ち受けている場合があります。

きっかけにも症状にも明確な理由や断定的な事柄がなく、なんとなく人付き合いが面倒になってきた、なんとなく家のことが面倒になってしなくなった、

という部分から始まることも多いのです。

職場など外ではしっかりしているのに「家ではだらしなくしている」という人は、私の身の回りにもたくさんいます。

行き過ぎてなければそれは普通のことです。ゴミ屋敷にならないまでも、仕事で気が張っている分、家で一人になると気が緩むからという事もあると思います。

疲れていたり嫌な事があったりすると、さまざまな事が面倒になるのは誰にでもあります。しかし一方で、

そういった『なんとなく、面倒だからしない』の状態が全般的になって長く継続してしまうのが自己放任(セルフネグレクト)の特徴です。

体力や気持ちが回復すれば、ゴミ出しや水回りの掃除、普通の食事や片付けなどを自然とするようになるのが通常ですが、生活環境が悪化しても、なお

「めんどくさい」を引きずってしまう場合、それは何故なのでしょうか?

それは、特に若年層の自己放任(セルフネグレクト)では、そもそも『自分を大切にする』という感覚自体が育っていない人も少なくなく、

基本生活を維持していく最低基準が低いケースも多く見受けられる事も大きな一因と言えます。

自己放任(セルフネグレクト)の兆候とも言える現象は、ゴミ出しや最低限の掃除を怠ることだけではなく、

お菓子やインスタント食品で食事を済ませる、お風呂に入らない、夜更かしするといった行動が常態化していく事も挙げられます。

自身にダメージを与える行為にも関わらず、「自分を粗末に扱っている」という自覚がなく、それを注意してくれる人がいないために

徐々にエスカレートしてしまい、生活を立て直すことが出来なくなったり、何もする気力がないのが当たり前になってしまうような

深刻な状態に発展してしまう事は非常に怖い事です。片付けや食生活などはすべて習慣です。習慣は毎日行っていれば苦にならないもの。

しかし逆に、毎日行っていないと、とてつもなく面倒に感じてしまうのです。

やはり精神的なストレスやショックなどのきっかけがあって始まる事も少なくない自己放任(セルフネグレクト)ですが、

解熱剤を飲めば熱が下がるといったわかりやすい処方箋があるものではありませんので、日頃から自分の心・体を大切にして、

身の回りの必要な作業や雑用を、するのが当たり前として習慣を身につけたまま生活することを意識したいものです。

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